株式会社情報基盤開発は、2025年中に「ソシキスイッチ ストレスチェック(旧:AltPaperストレスチェック)」をご利用いただいたお客様からデータをご提供いただき※1、「高ストレス者」※2の割合・「総合健康リスク」※3・「各種ストレス尺度」について業種別に平均値を算出した「ストレスチェック業界平均値レポート2026」を公開いたしました。
| ※2026年ご報告のデータは、2025年にストレスチェックを実施され、2025年12月末日までに弊社で集計を完了した事業者のうち、レポートへのデータ提供に許諾いただいた2,968事業者(男性452,520名、女性358,148名、無回答130名)を対象としております。業界平均値は、弊社のストレスチェックキットをご利用いただいた事業者様に「集団分析結果のご提供」の承諾を個別にお伺いし、ご同意いただいたデータのみを用いて分析を行っております。 ※「ソシキスイッチ ストレスチェック(旧:AltPaperストレスチェック)」累計導入事業者数7,500社、2025年単年度の受検者数153万人。 |
【 目次 】※各タイトルからページ内の該当箇所にスクロールします
1. 全業界総合(全受検者)の14.3%に高ストレス判定、総合健康リスクは99.5
- 全体の「仕事の量ーコントロール」と「職場の支援」にも要注目
2. 高ストレス者割合は11業界で改善。
総合健康リスクも6業界で大幅改善、基準値超えは2業界のみに激減
- 総合健康リスク
- 高ストレス者割合
3. 今後のカギは「職場の支援判定図」からみた健康リスクの改善?
-「仕事のストレス判定図」とは?
業界平均値データの算出・調査方法
★弊社のストレスチェックをご利用いただいている方へお知らせ
受検者全体(全業界総合)の14.3%に高ストレス判定、総合健康リスクは99.5

ストレスチェック業界平均値レポート2026
高ストレス割合と総合健康リスク 全業界総合平均値データ(2025年)
昨年の「ストレスチェック業界平均値レポート2025」では、弊社の「ソシキスイッチストレスチェックPRO」受検者全体の高ストレス者割合を試験的に算出し、約15%の労働者(受検者)が高ストレス者と判定されていることが明らかになったとお伝えしました。
今回の2026から、全体の「高ストレス者割合」に加えて、「総合健康リスク」、そしてその総合健康リスクのもとになる数値「仕事の量-コントロール」と「職場の支援(上司や同僚からの支援)」を含め、業界・男女関係なく全受検者の数値の平均値※を公開いたします。
数値は以下のとおりです。
- 「総合健康リスク」 : 99.5
- 「高ストレス者(A判定)割合」 : 14.3%
- 「量-コントロール」からみた健康リスク : 97.9
- 「職場の支援」からみた健康リスク : 101.4
| ※業界・男女関係なく全受検者の数値の平均値 今回新たに算出したこちらの数値は、業界・性別(無回答含む)関係なく、ストレスチェック全受検者の結果を用いて出した平均値です。 なお、以下の本記事における「14業界の業界平均値」は、業界ごとの差異がより出やすいと考えられている男性データのみを使用して例年どおり比較・検討を行っているため、算出方法が異なります。詳しくは【調査方法】でご確認ください。また、弊社サービスをご利用いただき匿名データ提供にご協力いただいているお客様には別途、男性・女性それぞれの業界別データをご案内しております(2026年4月にデータ一式を送付済み)。 |
厚生労働省の基準値(平成17年度/2005年に基準値として設定)は、総合健康リスクは100、高ストレス者割合は10%となっています。
この数値と比較すると、2025年の総合健康リスクは「99.5」と基準値をわずかに下回り、ほぼ同程度の状態と評価できます。高ストレス者割合は「14.3%」とこちらも前回よりわずかに下回っていますが、基準値の10%を上回っており、決してリスクが低い訳ではありません。
全体の「仕事の量-コントロール」と「職場の支援」にも要注目
また、職場に対して感じるストレスを職場の環境が従業員の健康にどの程度影響を与えるかを軸として測った場合、業務量や仕事の裁量を示す「量-コントロール」は97.9と基準よりやや良好な一方で、周囲からのサポートの有無を示す「職場の支援」は101.4と若干ではあるもののリスクが基準を上回り、2つの指標の間には差異がみられることが明らかになりました。
この結果から、業務量や裁量の度合いよりも、上司や同僚から支援を得られるかどうかやコミュニケーションの不足が、よりストレスにつながっている可能性が考えられます。
高ストレス者割合は11業界で改善。
総合健康リスクも6業界で大幅改善、基準値超えは2業界のみに激減
ここからは、例年通り各業界のデータを見ながら、今回の傾向と数値(前年比)、高ストレス者割合ワースト5などをお伝えいたします。

ストレスチェック業界平均値レポート2026
高ストレス者割合・総合健康リスク 業界一覧(男性・2025年)
※ 赤い囲み部分 … 総合健康リスク:110以上を赤色、100以上を黄色に色分け
高ストレス者(A判定)割合:15%以上を赤色、10%以上を黄色に色分け
※ A判定割合 … 高ストレス者割合。弊社のデータでは、厚生労働省公表のストレスチェック結果の分布で最も高い評価「A」判定を示した受検者の割合を用いています。

ストレスチェック業界平均値レポート2026
高ストレス者割合・総合健康リスク 業界グラフ図(男性・2025年)
◆総合健康リスク
「総合健康リスク」は、職場に対して感じているストレスを「仕事の量-コントロール」と「職場の支援(上司や同僚からの支援)」の2軸に分け、職場の環境が従業員の健康にどの程度影響を与えるかを総合的に評価したものです。
今回、総合健康リスクは14業界(「T.分類不能の産業」を除く)すべてが厚生労働省の基準値前後と平均的な数値となりました。全体的にどの業界もおおむね良好な結果といえます。今回はその中でも100をやや上回る業界は2業界のみとなり、6業界あった前回から大幅に減りました。
さらに、2ポイント以上の改善がみられた業界が6業界あることも今回の特徴です。
前年比2ポイント以上改善した業界
「L.学術研究,専門・技術サービス業」(前年比-4.0)
「A. 農業・林業,B. 漁業,D. 建設業」(前年比-3.7)
「O.教育,学習支援業」(前年比-3.2)
「H.運輸業,郵便業」(前年比-2.8)
「P83. 医療業」(前年比-2.8ポイント)
「P84-85. 保健衛生、社会保険・社会福祉・介護事業」(前年比-2.0)
これにより、前回100を上回っていた「L.学術研究,専門・技術サービス業」「H.運輸業,郵便業」「P83. 医療業」は100を下回りました。
一方、「N. 生活関連サービス業,娯楽業」(前年比+2.6)のように悪化した業界もありましたが、依然として98.3ですので、基準値程度の数値を保っているように見受けられます。
◆高ストレス者割合
ストレスチェックの「高ストレス者」は、回答項目の中で心身のストレス反応を中心に評価しております。実際にストレス反応が現れている場合に高くなり、一定の基準を超えると高ストレス者(A判定)と判定されます。各事業場の中で高ストレス者がどの程度いるかを示したものが、高ストレス者割合です。
前回全業界で12%を超える結果となった高ストレス者割合ですが、今回もすべての業界で12%以上と全体的に高い傾向に変化はありませんでした。ですが、数値上は若干ではあるものの、11業界で改善がみられていました。
特に、「P84-85. 保健衛生、社会保険・社会福祉・介護事業」は前年比2.0%改善しています。前回は17.3%と20%に迫るほど高かったため、今回15.3%となったのは大きな変化といえます。
ただ、毎年もっとも高ストレス者割合の数値が高い「E. 製造業」が、前回18.5%→今回18.8%(+0.3%)とほんの少しではあるものの悪化している点は今後も注視しておきたいところです。ここ数年、改善と翌年また逆戻りを繰り返しているため、今回の業界平均値を参考にしながら、それぞれが自社で行った施策の効果測定や維持・改善に向けた対策をもとにご検討いただくとよいでしょう。
高ストレス者割合ワースト5
E. 製造業(18.8%、前年比+0.3)
M. 宿泊業, 飲食サービス業(16.2%、前年比-0.2)
I. 卸売業, 小売業(16.1%、前年比±0)
N. 生活関連サービス業,娯楽業(15.4%、前年比-0.1)
P84-85. 保健衛生、社会保険・社会福祉・介護事業(15.3%、前年比―2.0)
今後のカギは「職場の支援判定図」からみた健康リスクの改善?
今回、冒頭の「全業界の総合データ」の解説でも触れたとおり、業務量や裁量の度合い(=「量-コントロール」)よりも、上司・同僚から必要なときに十分なサポートを得られるかどうかやコミュニケーションの不足(=「職場の支援」)がよりストレスにつながっている可能性が一つの考察として見えてきました。
ただ、業界平均値データは弊社のストレスチェックをご利用の各事業者様の集団分析結果をもとに算出しており、またデータの性質上どうしてもどの業界も平均的な数値になってしまいます。
そこで、より正確な職場のストレス要因を把握するためには、本業界平均値と併せて貴社の集団分析データと向き合っていただき、各事業場や従業員に合わせた改善策をご検討いただくことが大切です。
そのヒントの1つとして、皆さまに「仕事のストレス判定図」から集団分析結果を見る方法をご紹介いたします。
「仕事のストレス判定図」とは?
会社全体や各職場、各部署などの集団ごとのストレス状況を知るために有効なストレスチェックの集団分析。
その指標の一つに「仕事のストレス判定図」があります。
仕事のストレス判定図とは、事業場全体、部や課、作業グループなどの集団を対象として仕事の心理的なストレス要因を評価し、それが従業員のストレスや健康リスクにどの程度影響を与えているかを示したものです。
仕事の量的負担、仕事のコントロール、上司・同僚の支援などの数値結果から、その集団ごとのリスクを判断する、「量ーコントロール判定図」と「職場の支援判定図」の2つがあります。
下の図は、参考までに厚生労働省が無料で公開している「厚生労働省版ストレスチェック実施プログラム」より結果の分析・見方について解説したページから抜粋しました。

厚生労働省資料「ストレス判定図について」解説部分より抜粋
ここでは「ストレス判定図」自体の解説は割愛させていただきますが、この2つの図に使われている数値が、業界平均値データで「総合健康リスク」「高ストレス者割合」と並んで表示されている「量-コントロール判定図からのリスク」と「職場の支援判定図からのリスク」です。
※下記、または記事冒頭の「受検率・高ストレス者割合・総合健康リスク業界別一覧」図を参照

ストレスチェック業界平均値レポート2026
量-コントロール・職場の支援 業界一覧(男性・2025年)
いかがでしたでしょうか?
貴社の実施結果は「仕事の量ーコントロール」と「職場の支援」の2つの数値に差異や特徴はありますか?
今一度ご確認いただけたらと思います。
もちろん、さらに細かく分析するためにはストレスチェックの各質問項目(【上司の支援】【同僚の支援】など)の数値や回答者の割合などを見ていく必要がありますが、まずはこれを機に「総合健康リスク」「高ストレス者割合」だけでなく、「仕事の量-コントロール」と「職場の支援」の数値にも着目してみることをお勧めいたします。
なお、集団分析の結果は個人を特定することなく各職場の課題を把握することができ、職場環境改善に役立てていただけるものですが、例えば未受検者の方が多くいらっしゃる場合や休職中など回答できない方が多く受検率が十分でない場合、各数値に正しい結果が反映されていない可能性が高くなります。
従業員側は受検を拒否する権利はあるものの、より信頼できるデータを集め、職場環境の現状を正確に把握するためには受検率の向上も欠かせない対策の一つです。ストレスチェック受検の目的や意義、人事権を持つ経営層や部署のマネジメント層への個別データ開示の禁止を法令で定めていることを改めて周知して安心してもらうなど、受検率を少しでも上げる取り組みを進めることも肝心です。
本考察の視点が、少なからず貴社の職場環境改善のヒントになれば幸いです。
【調査方法】
この度算出いたしました業界平均値データは、弊社サービス「ソシキスイッチ ストレスチェック(旧称AltPaperストレスチェック)」を2025年中にご実施いただいた事業者を対象に、集団分析結果のご提供の承諾を個別に伺い、同意いただいた事業者のデータのみを用いて分析を行ないました。
比較の基準としている「全国(厚労省データ)」は、
厚生労働省科学研究費補助金労働安全衛生総合研究事業「職業性ストレス簡易調査票及び労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストの職種に応じた活用法に関する研究」、平成19年度総括・分担報告書 表4 職業性ストレス簡易調査票下位尺度の職種別平均値及び標準集団との比較、が出典です。
集計につきましては、事業者様のデータについて男性参加者データ・女性参加者データに分け、高ストレス者の出現割合、健康リスク、各尺度の平均値を業種ごとに算出しました。なお、本記事につきましては「男性」データを用いて、比較・分析を行っております。
※1 データの取り扱いについて:
・各事業者様にご提供いただいたデータにつきましては、業種・規模・地域をお伺いして分類することとし、個々の事業者様・受検者様を識別できないようにして取り扱っております。
・各受検者様の回答につきましては、性別・職種と57項目・80項目の回答データのみ使用することとし、個人を識別できないようにして取り扱っております。
・業種の分類は、総務省の日本標準産業分類(大分類、一部中分類) に従います。著しく事業者数が少なかった業種については比較的近い業種に集約しております。
※2 「高ストレス者」とは:
厚生労働省(令和元年7月)が公表したマニュアルに基づいており、以下(1)及び(2)に該当する者を指します。(1)及び(2)に該当する者の割合については、概ね全体の10%程度を基準とします。
(1)「心身のストレス反応(29項目6尺度)」の合計が12点以下
(2)「心身のストレス反応(29項目6尺度)」の合計が17点以下で「仕事のストレス要因(17項目9尺度)」
及び「周囲のサポート(9項目3尺度)」の合計が26点以下
※3「健康リスク」とは:
基準値として設定された全国平均値100からどの程度乖離しているかで算出されます。また、健康リスクの数値を表す「仕事のストレス判定図」とは、 男女別に求められた「量-コントロール判定図」と「職場の支援判定図」から構成されます。この二つの調和平均が「総合健康リスク」となります。
「量-コントロール判定図」はストレスチェックから得られた「心理的な仕事の負担(量)」「仕事の裁量度」の2尺度の数値から、職場の支援判定図 は「上司からの支援度」「同僚からの支援度」の2尺度から求められます。
※今回の「ストレスチェック業界平均値レポート2026」記事は、弊社の「ソシキスイッチ ストレスチェックPRO」サービスをご利用いただき匿名データ提供にご協力いただいているお客様のみにご案内している「ストレスチェック業界平均値データ2025」(2026年4月にデータ一式を送付済み)を参照・分析して執筆しています。
★弊社のストレスチェックサービスをご利用いただいているお客様へお知らせ
今回は集計方法および掲載内容が一部変更されていますが、本記事上では従来どおり14業界の傾向や経年比較※で解説しています。(※例年通り、男性データを用いて比較・分析)
弊社のストレスチェックをご利用のお客様で、従来の14業界として数値を確認したい場合は「業界別(従来)」欄をご参照ください。
<掲載内容の変更点>
・「業務分類(大分類)」への変更(集約内訳の公開)
総務省『日本標準産業分類』に従い「業界別大分類」を用いた分類にて算出しております。※
(参照:総務省の日本標準産業分類)
※一部中分類に当たる項目を採用しております。また各社の集団分析レポートなどに掲載される「業界平均値」では、従来と同じく著しく事業者数が少ない業種を比較的近い業種に集約しています。
弊社ストレスチェックをご利用のお客様は、送付資料の「業界別(従来)」欄の数値を併せてご確認ください。
・全業界と従業員数別数値のクロス集計データを公開
従来5段階で行っていた従業員規模別分析を、さらに項目を設け詳細に集計いたしました。
各業界ごとのクロス集計を追加実施し、「男性_2026(従業員規模別)」・「女性_2026(従業員規模別)」 として集計しております。
ストレスチェック実施のお悩みは、
情報基盤開発にお問い合わせください
おかげさまで、昨年2025年単年度の導入実績5,200社・153万人!
厚生労働省マニュアル準拠、実施者代行や医師面接代行、産業医紹介等のオプションサービスも豊富な「ソシキスイッチ ストレスチェックPRO」(旧称 AltPaperストレスチェック)のご利用を是非ご検討ください。
下記のフォームより、最新の「ソシキスイッチ ストレスチェックPRO」サービス案内資料のダウンロード、ならびにお気軽にお問い合わせください。
〔参考文献・関連リンク〕
| 初出:2026年08月24日 |





















