当社・情報基盤開発は2024年10月10日、M-ORIONプロジェクト関連セミナー「メンタルヘルスに役立つ職場環境改善」をライブ配信致します。
今回のセミナーでは、独立行政法人労働者健康安全機構の労働安全衛生総合研究所 過労死等防止調査研究センターの統括研究員・吉川徹氏にご登壇いただき、職場環境改善等を通じたメンタルヘルス一次予防策に関してよくある課題と対策事例、これからのストレスチェックの活用法などを解説していただきます。
参加者アンケート回答特典として、セミナースライドやM-ORIONプロジェクト関連セミナーのアーカイブ配信などを後日メール送付致します。
● セミナー概要
視聴期限 | 2024年10月10日(木)14:00~15:00 ※オンライン開場13:50 |
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演題 | メンタルヘルスに役立つ職場環境改善 |
登壇者 | 吉川 徹 氏 独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 過労死等防止調査研究センター 統括研究員 〔進行・案内役〕 村上 大介(情報基盤開発 CMO) 吉田 憲吾(情報基盤開発 事業開発部長 / チーフアーキテクト) |
配信方法 参加費 | Zoomウェビナー ※PC・スマートフォン等、Zoomウェビナーがご利用いただける環境でご覧ください 参加費無料 |
視聴方法 特典 | お申し込み完了後、メールにて見逃し配信URLをご案内致します。 視聴者アンケートにご回答ください。 セミナー資料PDFや関連セミナー再配信視聴URL等を別途ご案内致します。 |
ストレスチェックを実施した後、
どのように活用したらよいかお困りではありませんか?
集団分析結果は、きちんと職場環境改善に活かせていますか?
本セミナーでは、職場環境改善等を通じたメンタルヘルス一次予防策に関する研究に携わる吉川徹氏より、「メンタルヘルスに役立つ職場環境改善」 をテーマに分かりやすくお話しいただきます。
吉川氏は、働きやすい環境づくりに向けた職員参加型の職場環境改善活動「職場ドック」※の研究・推進にも関わり、自治体や小規模事業場等に向けてメンタルヘルス対策を浸透させるためのさまざまツール・良好事例の活用などを通して、取り組みの普及にご尽力されています。
今回は、ストレスチェック制度の活用、従業員のメンタルへルスケアにつながる職場環境改善施策について多くの知見・実績をお持ちの吉川氏に、実際の職場でありがちな課題と具体的な対策事例などを交えてお話しいただきます。
皆さまの職場にとっても改善のヒントが見つかるのではないでしょうか。
ストレスチェックの実施や職場環境改善に関わる人事・総務ご担当者のみならず、経営や部下のマネジメント、組織改善にお悩みの管理監督者の方など、幅広くご参加いただければと思います。
※「職場ドック」とは?:
2011年に高知県総務部が労働科学研究所の技術協力を受け、職場環境改善を通じたメンタルヘルス一次予防対策の取り組み事業として開発したプログラム。高知県をはじめ、現在では北海道、京都府、広島市などで実施されており、各自治体の特徴にあわせた職員メンタルヘルス対策のひとつとして進められています。職場における心理社会的要因のリスクマネジメントの研究成果など、科学的根拠に基づき開発されたプログラムです。
<登壇者プロフィール>
吉川 徹(よしかわ とおる)
– 独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
過労死等防止調査研究センター 統括研究員
– 広島大学大学院 医系科学研究科公衆衛生学 客員教授
– 帝京大学大学院 公衆衛生学研究科 客員准教授
– 公益財団法人大原記念労働科学研究所
特別研究員 兼任 アドバイザリーボード
– 日本産業衛生学会産業衛生専門医 社会医学系専門医・指導医
– 日本内科学会認定内科医 ほか
〔研修終了・資格等〕
第一種作業環境測定士、産業保健法務主任者(メンタルヘルス法務主任者)、保護具アドバイザー(JASS)、フィットテストインストラクター(フィットテスト実施者)、RST(労働省方式現場監督者安全衛生教育トレーナー)等
医師、博士(医学)。 1996年に産業医科大学卒。内科系臨床研修医を経て2000年に労働科学研究所(現大原記念労働科学研究所)入所・研究員。2004年にバージニア大学国際医療従事者安全センターで医療従事者の安全に関する国際共同研究プロジェクトに参加。2005年に労働科学研究所 主任研究員、2007年から同・副所長、2015年から現職。 専門は産業安全保健学、国際保健学。現在の主な研究テーマは、メンタルヘルスと職場環境改善。 現在、過労死・過労自殺予防のための労災・公災事業の医学研究、職業感染症の予防に関する研究を手掛ける。 近年の受賞歴は、中央労働災害防止協会「緑十字賞」(2022年)、「第22回土屋健三郎記念・産業医学推進賞」(2020年)、「日本産業衛生学会 奨励賞」(2018年)、「日本産業ストレス学会 奨励賞」(2016年)など。 <著書> 中央労働災害防止協会編『メンタルヘルスのための職場環境改善 —「職場環境改善のためのヒント集」ですすめるチェックポイント30 —』(2010年)の執筆に携わったほか、共著書に『医療機関における暴力対策ハンドブック:患者も医療者も安心できる環境をめざして』(2011年)、『産業安全保健ハンドブック』(2013年、労働科学研究所)、『メンタルヘルスに役立つ職場ドック』(2015年、労働科学研究所出版部)、『これでできる参加型職場環境改善』(2016年、大原記念労働科学研究所刊)などがある。 |
吉川氏が所属されている独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所は、「M-ORIONプロジェクト」に参加しています。
M-ORIONプロジェクト参加協力企業募集に関するご案内も、本セミナー内にて行います。併せてご視聴いただけたらと思います。
M-ORIONプロジェクトとは
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「認知症等対策官民イノベーション実証基盤整備事業」に採択された、「組織的介入による多角的な職場のメンタルヘルス対策の効果検証を目的とするクラスター無作為化比較試験」の研究班(代表 北里大学医学部教授 堤明純)による産学連携プロジェクト名です。
※当社・情報基盤開発も研究機関として参加
介入としては、以下の改善プログラム(5つのツールのうちから各事業場単位で1つ)を研究班で割り付けて実施し、それぞれの効果検証を行ないます。
- 労働者教育
仕事や人間関係が「ちょっとした工夫」で前向きになるようジョブ・クラフティングをアプリで実践します。
- 身体活動
AIによって身体活動パターンから翌日のメンタルヘルスを予測し、望ましい身体活動を推奨するアプリを提供します。
- 管理職教育
心理的安全性の概念による部下への支援促進を加えた、エビデンスベースの管理職教育プログラムを提供します。
- 職場環境改善
労働者参加型での職場環境改善を図るITツールを提供し、グループワークを通じて職場改善を進めます。
- セルフケア
ストレスへの気づきと対処についてのエッセンスを、読みやすくまとめた自習教材を提供します。
これら効果検証は2025年2月以降のスタート予定で、ご協力いただける法人企業の追加募集を行っています。
以下の申し込みフォームを活用いただき、必要事項をご記入の上お申し込みください。
追って、当社担当よりセミナー参加方法に関するご案内メールを送付いたします。
〔参考文献・関連リンク〕
- researchmap:吉川徹
- 文献、特許、研究者などの科学技術情報サイト J-GLOBAL:吉川徹
- 吉川徹「メンタルヘルス一次予防策としての職場環境改善」(『総合健診』47巻1号、2020年)
初出:2024年09月27日 |