社会人のための正月病対策:体内時計を整える3つのポイントと、正月病を解消するセルフケア5選_タイトル画像

社会人のための正月病対策:体内時計を整える3つのポイントと、正月病を解消するセルフケア5選

新年を迎え、仕事始めから「さぁがんばろう!」と思っても、朝起きるのが辛かったり、体がしんどかったり、なんだかモチベーションが上がらない…
なかには気分が落ち込み、会社に行くのが辛くなってしまう方も少なくないようです。
そのような症状を正式な医学用語ではありませんが、「正月病」「正月うつ」などと呼んだりします。

「ブルーマンデー(Blue Monday:憂うつな月曜日)」や、日曜夕方の『サザエさん』を観ると憂うつな気分になる「サザエさん症候群」などの言葉もあるように、
休み明けに心身の不調を感じることは今も昔も変わらず世界共通の話題です。
 

「なんとなくやる気が出ない」

「なんとなくやる気が出ない」

 

特に年末年始は、ビジネスパーソンにとって心身に負担のかかる時期の一つ。
納期・取引先への挨拶や年賀状・大掃除……仕事納めに向けて駆け抜けた年末。そして休む間もなく、帰省やたまにしか会わない親戚・友人と過ごすなどフル稼働したまま、年明け初出勤を迎えた方もいるでしょう。

長期休みを満喫し、美味しいものをたくさん食べて寝て過ごす時間も大切ですが、イベント続きで乱れた生活は気づかぬうちに心身の負担となっています。

日照時間が短く冷え込む冬の気候も、気分の落ち込みや体調を崩しやすい原因です。
 

 

新年のスタートに、まずは「体内時計」を整える

少しでも早く生活リズムを戻して健康的に新年をスタートさせるには、「体内時計」を整えるのが近道です。

ポイントは3つ!

  1. 日光を浴びること
  2. 食事のタイミングを意識すること
  3. 適切な睡眠習慣を心がけること
     

体内時計ってよく聞くけれど、どこにあるのでしょうか?

……その答えは、脳と肝臓といわれています。

朝、カーテンを開けて太陽の光を浴びることによって、目から入った刺激・まぶしさが脳に伝わり、体内時計をリセットするスイッチとなります。

また、食事のタイミングも重要。
食事をすると血糖値が上がり、インスリンというホルモンが出るのですが、このインスリンが体内時計を調節します。そのため、朝食には炭水化物(糖質)が必要です。たんぱく質も一緒にとることでインスリンに似たホルモンが分泌され、リセット効果が高まります

さらに、質の良い睡眠を十分にとることができないとインスリンの働きが鈍くなり、食欲に関わるホルモン分泌が乱れ、過食や肥満を助長してしまうことも。体内時計が狂って臓器間に「時差ぼけ」状態が発生し、このズレが負担となりさまざまな不調につながるのです。
 

日光を浴びる・食事のタイミングや睡眠時間を意識する

日光を浴びる・食事のタイミングや睡眠時間など「体内時計」を意識する

 

長期休暇明けで体調がすぐれないときは、体内時計を意識してみてください。それでも不調が長く続くようなら、産業保健スタッフなどに相談してみることをお勧めいたします。

新たな一年のはじまりに限らず、皆さまがより健康的に、日々の業務に従事できることをお祈り申し上げます。
 


 

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初出:2022年01月05日 / 編集:2025年01月06日

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